2016.8高知県柏島とその周辺地域にて
いきなり時系列めちゃくちゃですね笑
高校の頃の同級生の祖父母宅が高知県南西部の土佐清水市にあり、当時は度々お邪魔させてもらっていました。今回はある時連れて行ってもらった土佐清水市→大月町→柏島までの漁村を巡るドライブの話をします。
この世の果て四国の最果てへ
高知市から土佐清水市まで車で3時間、さらに柏島までは寄り道せずに1時間ほど
この地域は活発な地殻変動で形成された険しい地形が続き、国道321号を始め整備された道路はあるものの、それらが通過しない集落へは曲がりくねった小道を進む必要があります。
画像がないのでストビューから
運転は同級生の祖父だったのですが、何故こんな道を知っているのか疑問だったので伺うと
元々同級生の祖父母は鰹節工場を営んでおり、カツオ(おそらくヒラソウダ)の卸のためトラックであちこち漁村を回っていた。
とのことでした。
しかし漁村を巡れど巡れどそれほどまでに水揚げがあるような活気立ったものは見られません。本来この地域の主要産業であった遠洋漁業の衰退で過疎化が進行しているとは聞いていましたが、いざ廃れたその実物を見るとノスタルジーと虚しさの同時に訪れたような感覚がありました。(いまなお定置網や沿岸漁業は細々と営まれています。)
さてそんな小道を抜けやってきたのは高知県有数のダイビングポイント樫西海水浴場です。
おことわりの所で紹介した名もなき島ですね。
水の透明感も相まっていい眺めでした。
ここで同級生の祖父に「次はワシじゃのうて彼女さんと来んかえ」とからからわれた記憶があります笑
(来年やる予定の四国一周旅で多分ここも再訪しますが、連れは野郎が数人ですかね)
台詞があったのでついでに言うとこの地方の人々は幡多弁という高知の主である土佐弁とは違った訛りで話します。中々慣れるまで時間がかかりましたし西の人じゃない限りは聞き取れないかもですね。
さらに漁村を二つほど通りトンネルを抜けると柏島が見えてきました。そのまま向かうのかと思いきや穴場があるそうで、近くの山、大堂山の展望台に連れていかれました。
↑柏島方面 ↓来た方向
荒々しい地形を抜け、はるばるやって来てのこの眺めです。感動も大感動でした。
関東に出てきてから方々に行きましたが、この時の“最果て感”に近いものは一度も得られてないです。それくらいの刺激が16の僕にはありました。
モチロンそのまま島に渡りました。
ただご覧の通り割と人がいた(なんと奈良ナンバーの車すらいた)ので生き物見るのには向かないなぁといった印象です。時間かけて来た割にはあっさり直ぐに帰りました。
本気で生き物見たいならダイビングに限りますね。大学の潜水する方々もはるばるこの島まで足を運ぶようで、その点地元の癖に遅れをとってるのはどこか悔しいです笑
右の牡蠣の代わりにサンゴが生えたブイはお気に入りの一枚です。ケータイの待ち受けにしてます。
やっぱり魚が見たかったので少し戻った所でシュノーケリングをしました。
当時は潜り方も知らなかったのでただ泳ぎながら写真撮ってただけですが、それでも中々いい感じですね。他にも色々撮りましたが長くなりそうなのでここら辺にしときます。
以上が高2夏の思い出になります。
後は土佐清水に戻って夜釣りしたり採った生き物食べたりして高知市に帰りました。人生のピークを選べと言われたらここのような気もします。
今思うと淡水汽水触らなかったのは損な気もしますが、何回か通って取り返していきたいですね。沖縄より手間のかかるミニチュア沖縄って感じの地域(沖縄で見られずこの地域で見られる種もモチロン多々います)ですが、そこは地元、Uターンしたりした暁にはこの辺の魚類相の研究とかしてみたいなぁ。